【劇場マナー】お笑いライブでの私語が問題に「うるさい」なぜ？

【劇場マナー】お笑いライブでの私語が問題に「うるさい」なぜ？

劇場に行こう！

お笑いライブはネタやコーナー、トークなど様々なカテゴリーがあります。

芸人さんたちはいつも全力で笑わせてくれるので、私としてもお笑いライブは生きがいとなっています。

ですが今、劇場でのマナーが問題に。

公演中の私語がうるさいお客さんがいるという話が多く上がり、主催者側からもSNSなどで注意喚起している場面を見かけることが多くなりました。

今回は劇場へ週に一回は必ず劇場へ足を運ぶ私が、実体験を交えてこの問題についてまとめてみました。

劇場へ行ったことないけど行ってみたい！という方の参考になれば幸いです。

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目次

お笑いライブでの私語問題の現状

お笑いライブへ行くと、皆さん各々でその日の感想などSNSで発信される方が多いのですが私もその中の一人。

他の人の感想を見て共感したり、その日の面白かった場面など思い返すことができて楽しい時間です。

ライブによっては「ハッシュタグをつけて感想をつぶやいてね！」とエンディングで案内しているものもあります。

しかし感想は良いものばかりではありません。

その中でも特に最近問題となっているのが公演中のおしゃべりです。

「ほかの人の私語が気になって集中できなかった」なんて感想も。

そんな感想があまりにも多いライブ、主催者側に私語についての問い合わせが多い場合などには公式のSNSや演者さんなどが発言するという機会が最近増加しています。

最近だとジャルジャルの単独ライブ「-200g」での私語への注意喚起が話題となりました。

共感の声がたくさんあがり、日ごろから私語が気になる人が多くいることが浮き彫りに。

そのほかのライブでも注意喚起をする場面が多く見られるようになり、様々な芸人さんが私語について発信しているのが現状です。

それでもなかなかおしゃべりをしている人が気になるという感想は絶えず、どうやってみんなでマナーを守って楽しむかが課題となっています。

お笑いライブ中の私語が「うるさい」なぜおしゃべりしてしまうのか

劇場へ足を運ぶ者としては注意されなくても私語はせず、静かに見るのが共通認識であると思っています。

実際、数年前までは私語についてここまで問題になることはなかったし、実際おしゃべりしている人を気にしたことはほぼないに等しかったと思います。

実は昔から私語はあったけれども昨今私語が話題になって気にしすぎなのか、私語をする人が多くなったのかは分かりません。

しかし最近、行くライブの2回に１回程度は私語が気になる場面があり、友達にライブへ行った感想を話すときにどうしても私語が気になった話もセットでしてしまうのです…。

せっかくこんな場面が面白かったなど良い話をしたいのに、愚痴を言ってしまう自分も嫌になったりします。

なぜおしゃべりしてしまう人がいるのか、考えてみました。

個人的に私語には種類があると考えます。

友達同士で来ていて公演中に感想を言い合う

開演前に普通にお話をしていて開演しても切り替えられられず、その延長線上でおしゃべりしてしまうパターン。

これが一番多い私語のパターンなのではないかなと思います。

友達同士で来てるのでライブを見に来てはいるものの「一緒にお出かけ」という意識であり、楽しさを共有したいのかなとも考えました。

これは個人的な意見なのですが、普段お笑いライブに来ない人を連れてきたパターンの人が私語が多いのではないかなと思います。

開演前に出演者などの紹介や説明をしていて、公演中にもその人に教えるような私語で、こんなに楽しいんだよ！と友達にプレゼンしたい気持ちは分かりますが周りの人からすれば私語になってしまう。

私も友達と行くことはあるのですが、その友達はライブのプロなので開演前は話すけど開演したら暗転中だとしても一切話しません。

そのかわり、終わったら居酒屋にいってたっぷりその日の感想を話します。

あの時間がとても至福なんですよね…！

感想は終わってから言い合う方が楽しいですよ！

家でテレビを見ている感覚で独り言を言ってしまう

ライブ後の感想でまあまあ見かける「独り言」のパターン。

実際私も目撃したことは多々あります。

お笑いライブは笑い声はOK、むしろ歓迎！ですが言葉を発してしまうとやはり公演中の妨げに。

芸人さんの発言にツッコむ独り言や面白い発言をピックアップして復唱する方いらっしゃいます。

もしかすると本人は独り言を口にしてしまっていることに気づいていない、無意識？とも考えました。

ほかにも「うるさい」と思われている行動を上げてみました。

  • 笑い声が大きすぎて周りにうるさいと思われる
  • ネタを覚えていて復唱する、次のセリフを言ってしまう人
  • 舞台上の芸人さんに対する過剰なアピール
  • 問いかけに大きな声で何回もしつこく答える

基本的には周りの人が見て悪い意味で目立っていたり、芸人さんの声を遮ってしまい発言が聞こえなかったなどの行動が「気になる」原因だと思います。

コントライブでの私語は目立つ

コントを主にしている芸人さんなどは演出にこだわって、ほぼ演劇のようなライブもあります。

オープニングもなく始まり、セットの転換もあり、掛け合いの間もありそうなると舞台上の沈黙は普通のライブに比べると多くなります。

声のボリュームも強弱があるし、一つ一つのセリフが大切になってきます。

設定を気づかせるみたいな場面で「これがこうなんだね！」と友達と話している声が聞こえたときはガッカリしました…。

そのライブはみなさん演技が上手くてすっかり入り込んでいましたが私語をする人が多くて、しかも通常のライブに比べれば料金も高かったのも気になるくらいには嫌な気持ちで帰りました。

集中して見たい人と、笑って友達と楽しみたい人とで意識の差があることに気づかされた日でもありました。

お笑いライブは特殊だと思っていて、笑い声はOKなので声は出している→言葉や単語は私語にあたる？という笑い声と私語の境界線が分かりにくいのかなとも考えたりしました。

芸人さんからすれば会場中の笑い声が上がるというのは嬉しいことだと思いますし、むしろ笑って楽しむ場所ですから、みんなで盛り上がりたいです。

でもお笑いライブはみんなで作るものであり、芸人さんの発言が聞こえなかったり妨げになるものがあったら楽しめない人も出てきてしまいます。

みんなで楽しめたらいいですよね。

劇場でのマナー！私語に対する対策

映画館だと上映前に鑑賞中のマナーの動画が流れますよね。

お笑いライブでも大きい劇場では開演前に広告が流れていて、その中に芸人さんが出演する「鑑賞中のマナー」が流れています。

またSNSでライブ前に注意喚起がされていたり、オープニングで「私語は控えてください」と明言している芸人さんもいます。

今までのライブなら私語をしないというのは共通認識だと思われていたのでそういった注意喚起はありませんでした。

しかし最近の問題を受けてか最初に注意をするライブが増えた気がします。

「今問題になっているので言わないといけないんです」と、オープニングで言っている芸人さんもおり、主催側もこの問題への対策を考えているようです。

またヤーレンズはYouTubeで劇場でのマナーについての動画を作成しアップしています。

劇場に立ち続けているヤーレンズだからこそ、お客さん全員に楽しんでもらいたいという気持ちが伝わってきました。

芸人さんが私語について発言することも多くなり、お笑いシーンをどうにかみんなが楽しめるものにしようという努力が垣間見えます。

劇場へ行くには交通費だってかかるし、遠くからその日を楽しみにきてる方やそもそも鑑賞するのには代金がかかりますよね。

みんなお金を払っているし、好きな芸人さんを見るのを楽しみにしていたはずです。

楽しむ＝私語であれば、本人しか楽しめない。

周りの人は「今日ハズレ席だった」「もうこのライブには来ないようにしよう」と思うこともあり、そんな人がいてはならないと思います。

今一度、楽しみ方について一人一人が考え、ライブに関わる全員で最高のライブだったと思えるようになるよう願っています。

まとめ

劇場でのマナーについてまとめました。

個人的な意見が多く、何様だと思われるのではないかとヒヤヒヤしていますが、芸人さんが謝ったり悩んだりしている姿をもう見たくないという一心で書かせていただきました。

劇場側も対策をしなければなりませんが、こちら側がマナーを守らなかったことについて芸人さんが謝るのはどうしても胸が痛みます。

また私語をしている人に直接注意をしたことがある人もいて、すごいなと尊敬のまなざしなのですが、言った人も後に気分悪くなっているんですよね…。

せっかく楽しみに来たのにそこで気持ちが沈んでしまうのは可哀想ではありませんか…？

みんなが楽しめて、劇場へ来る人が増えてお笑いシーンがもっと盛り上がることを願ってこれからもお笑いライブを楽しみにしてます！